雫石エリア(岩手県) | 雫石スキー場

岩手県中部の雫石町に位置し、1993年にはアルペンスキー世界選手権も開催されたことのある岩手県を代表する有名なスキー場です。プリンスホテルグループが運営すていることもあり、スキー場、施設の管理とサービスが行き届いているスキー場と言えます。ゲレンデは広大で、日本では数少ない標高差800mを一気に滑ることの出来るコース（ダウンヒルコース、全長m）があります（滑走距離の長いコースを持つスキー場は多くありますが、標高差800mクラスの滑走を楽しめるコースを持つスキー場は多くありません）。

スキー場上部では東北岩手県ならではの上質のパウダースノーを楽しむことが出来ます。コースは多彩で、スキー場上部には初級者も安心して滑ることの出来る緩斜面も充実しています。初級者から上級者までが幅広く滑ることの出来るスキー場です。近年一部コースのリフトの廃止があり、依然と比べて滑走可能なエリアが減少傾向にありますが、その分CAT(雪上車）を用いたパウダーツアーなどの新しいアクティビティの充実が図られています。ゲレンデ下部にはプリンスホテル雫石、温泉施設もあり、滞在型のスキー場として楽しむことが出来ます、また盛岡市内へのアクセスも良く、合わせて盛岡観光や、ショッピングを楽しむ事も出来ます。

「ダウンヒルコース」（全長4500m、最大32度、平均12度）は「世界アルペン男子ダウンヒル」が開催された有名コースです。山頂から尾根伝いに続く変化に富んだ全長4.5kmのロングクルージングコース。最大斜度32度となっていますが、急な斜度を感じる箇所は少なく中級者以上であれば十分に楽しむことが出来るコースと言えます。ゲレンデ最上部から、下部まで約800mの高低差を一気に滑り降りることは非常に爽快で何度もチャレンジしたくなります。このロングコース全体を滑るには3本のリフトを乗り継ぐ必要があるのが残念な点です。

「ジャイアントスラロームコース」（全長1100m、最大28度、平均13度）はゲレンデ最上部の上級者向けコースで、降雪後は深雪のパウダースノーを楽しむことが出来ます。降雪後の朝一番はパウダー愛好家にとっては最高のコンディションと言えるでしょう。

「サンシャインコース」（全長1200m、最大32度、平均15度）もゲレンデ最上部の中級コースです。ゲレンデ最上部でありを岩手山や雫石市街を望む眺望を楽しむことが出来ます。コース序盤は中級者には急に感じるかもしれませんが、ゲレンデ幅が十分に広いので安心して滑ることが出来ます。サンシャインコースから続く「クリスタルコース」（全長1400m、最大23度、平均12度）に滑りこむと、中級者が快適に滑ることのできる緩斜面を楽しむことが出来ます。

「ジョイフルコース」（全長700m、最大25度、平均15度）はスキー場中間部に位置する中級者向けコースです。適度な幅と斜度を持つ斜面で中級者の練習に丁度良い斜面です。上級者にとってもカービングターンが楽しめる爽快なコースと言えます。リフトを挟んで隣は初級者向けの「パラダイスコース」（全長800m、最大18度、平均10度）になります。緩めの緩斜面を卒業して中級を目指したい初級者のステップアップに丁度良い斜面です。

初心者、初級者の練習に安心なコースが「ファミリーコース」（全長750m、最大12度、平均8度）です。幅広の緩斜面のコースで、初級ロマンスリフトを活用して滑ります。他のスキー場では初級者コースと言っても意外に急なコースも多いですが、このコースは安心出来る斜度です。

非圧雪のパウダーを楽しむことが出来るコースはスキー場上部のジャイアントスラロームコースとスラロームバーン、サンシャインコースの上部になります。2020シーズン時点でツリーランエリアは解放されておりません。一方で土日、一部平日に実施されているCAT（雪上車）を活用したパウダースキーツアーを楽しむことが出来ます。午前中7:30、9:00、10:00、11:00の計4回で各回定員先着15名（4000円/回）となっております。4000m以上の非圧雪のロングコースを貸し切り感覚で思いっ切り滑ることが出来ます。降雪後は最高のノートラックが待っています。

プリンスゲレンデ（全長650m、最大27度、平均12度）では基本的に12月末から2月末の木、金、土、日はナイター営業が実施されます（17:00-19:00、リフト券2500円※一日券は使用できません）。雫石プリンスホテルの目の前ですので、到着が午後や夕方になっても、ホテルに宿泊していればじっくりとスキーを楽しむことが出来ます。ナイターで滑走できるプリンスゲレンデの斜度は中上級者も楽しめる適度な斜度でとても快適です。

新幹線は秋田新幹線と東北新幹線の2つの路線を利用できます。最寄りの駅は「雫石駅」です。東京駅から雫石駅へは秋田新幹線「こまち」で最短2時間28分で到着できます。その後雫石プリンスホテルまで無料の送迎バスに乗りスキー場（雫石プリンスホテル）に到着できます。この無料送迎バスは「こまち9号、雫石11：38着」に合わせて運行しています。利用3日前までの予約が必要です。東北新幹線を利用する場合は東京から盛岡駅へ２時間20分～30分（はやぶさ、こまち、はやて号）、その後盛岡駅からバスで雫石まで約40分、乗換等を含めて約3時間15分～30分です。無料バスはバスは平日限定で、1日に4便あります。土休日は岩手県交通の直通路線バス（有料）があります。飛行機利用でのアクセスですが、東京（羽田、成田）から岩手県の「花巻空港」への直行便はありません。大阪等関西エリアからは飛行機の利用が便利です。空港からは「エアポートライナー」（乗合タクシー）で約70分です。

スキー場のプリンスゲレンデ前には雫石プリンスホテルがあります。雫石ロープウェー乗り場もすぐ隣で、ホテル内にレンタルショップ等もあり非常に便利です。日本を代表するホテルグループのプリンスホテルであり、部屋も清潔で快適、食事も非常に美味しいと評判です。ホテル内には源泉かけ流しの温泉である「雫石高倉温泉」もあり温泉で疲れた体を癒すことも出来ます。盛岡―雫石高原間の無料送迎バス（平日限定）もありますので盛岡市内をベースに雫石高原を楽しむ事も出来ます。盛岡市内からは約50分です。